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今月の健康 糖尿病、血糖値は食事の仕方が大きく関係(2020.03.05更新)

 田島診療所 所長 三谷 武

 血液中で細胞に取り込まれないブドウ糖が増えてくる状態を「高血糖」と言い、その状態が持続する状態を「糖尿病」と言います。糖尿病が進行すると、失明や足の壊死、さらに心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高くなります。

インスリンとインクレチン
 インスリンは体内で唯一血糖を下げることのできる大切なホルモンです。
 インスリンの他に血糖を調整するホルモンのひとつにインクレチンがあります。
 インクレチンは、血糖が低い時には下げず、血糖が高くなると下げてくれる優れものです。
 食後など血糖が高くなりそうな時・小腸が食事を吸収する時に小腸から分泌されてインスリンを増やして血糖を下げます。

スイッチを押してやる
 この仕組み(腸のスイッチを押して血糖を下げる)は私たちの体に元々備わっています。そして「腸のスイッチを効率良く押す食べ方」があることがわかってきました。

朝食を食べること
 その一つが、朝食を食べることです。「朝食抜き」は血糖管理の上で禁じ手となります。
 実は、「朝食抜き」群では昼食・夕食後のインクレチン・インスリン分泌は低調になり、「朝食摂取」群と同じ食事を摂っても、各食後の血糖はより上昇するとの報告があります。

食べる順番があること
 二つ目は食べる順番です。同じものを食べても、食べる順番によりインクレチンの分泌に差があり、血糖変動にも違いが出てきます。
 インクレチンがより分泌されて血糖が上がりにくくなる食べ方があります。それは、はじめに野菜(できれば5分以上かけて)、次に魚や肉類などタンパク質、最後に炭水化物。この順番が推奨されています。


 私の知っている糖尿病専門医の先生もこの食べ方を実践しておられます。皆さんも、一度試してみてはどうでしょうか。

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